キーボードの”一部のキー”が効かない?それ、ほぼほぼ「買い替え推奨」です
鹿児島県薩摩川内市のパソコン販売・修理・サポートショップ「パソどん」です!
ノートパソコンのキーボードについて、「LとOだけ反応が悪い」「Enterが効かない」など、キーボードの一部のキーが反応しないという相談はとても多いです。
ですが、結論から言うと──その多くはキーボード本体の故障です。
そして、ノートパソコンのキーボードは汎用部品ではなく、交換も高額。
結果的に、古い機種なら買い替えた方が確実に安く・早く・安心です。
Contents
■ 一部のキーだけ効かない=ほぼ物理的な故障
原因は主に次の3つです。
- ドライバや設定などのソフト的トラブル、OSの不具合
- ケーブルの接触不良や汚れ
- キーボード内部の物理的故障
1や2の場合、治せることも多いのですが、実際の修理では9割以上が3の物理的な故障です。
特にノートPCでは、キーの下にある「メンブレンシート(導電フィルム)」が破損すると、特定のキーだけが反応しなくなります。
見た目では分からず、清掃しても直らない(または、一時的に治ってもすぐまたダメになる)ことがほとんど。
つまり「一部のキーが効かない=寿命」と考えて間違いありません。
■ ノートPCのキーボードは“専用品”で互換性がない
外付けUSBキーボードなら1,000円でお釣りが来ますが、ノートPCのキーボードはそうはいきません。
同じメーカーでも、型番が違えば形状・配線・コネクタが異なる場合が多く、流用不可です。
メーカー修理では部品代と工賃を合わせて2〜3万円前後。
古いモデルだと部品がすでに製造終了で、修理そのものが不可能なこともあります。
当店でも、メーカーよりは安く修理できますが、それでもやっぱり1万円~はかかる場合が多くなります。
■ 修理費より買い替えが合理的な理由
たとえば、5年以上前のノートPCを使っている場合、OSはおそらくWindows 10。
そのサポートは2025年10月14日で終了しました。
修理に2〜3万円出しても、サポート期限切れのOSが載ったパソコンでは、安全に使えません。
一方で、Windows 11対応の中古ノートPCなら、当店なら1万円~、第10世代Core i5搭載でも2万円代から購入可能。
SSD搭載モデルなら起動も10秒程度と高速で、体感速度は別物です。
つまり、修理費+次の故障リスクを考えれば、新しいPCに買い替える方が結果的に安く済むということです。
■ Windows 11搭載機のメリット
- 最新のセキュリティ更新を継続して受けられる
- SSD搭載で静音・高速起動
- Wi-Fi 6対応など通信が安定
- 省電力・軽量設計でモバイル性も高い
性能・安定性・安全性のどれを取っても、古い機種を修理して使い続けるよりメリットが大きいです。
■ まとめ:キー不良はパソコンの“寿命サイン”
「一部のキーが効かない」という症状は、ほとんどの場合キーボードの物理的故障です。
修理コストやリスクを考えれば、いま使っているPCが古いほど買い替えが最も賢明な選択になります。
Windows 11対応機なら、サポート期限はまだまだ先なので、安心して使えて作業も快適。
トラブルのたびに悩むより、この機会に環境をリフレッシュすることをおすすめします!