Windows 11非対応のソフトを使っても大丈夫?知っておきたいリスクと対策
鹿児島県薩摩川内市のパソコン販売・修理・サポートショップ「パソどん」です!
Windows 11も少しずつ普及してきましたね。「長年使い続けているアプリケーションを、Windows11でも使いたい!」という需要は多く、当店のお客様からも「何とか使えないか?」という相談をよく受けます。
古いソフトでも「一応、動く状態にするだけ」なら何とかなることも多いのですが、サポートが終了した古いアプリケーションをWindows 11で使い続けることには、様々なリスクが潜んでいます。今回は、そのデメリットとリスク、そして対策について詳しく解説していきます。
サポート終了の古いアプリを使うリスク
- セキュリティリスク
- 新たな脆弱性が発見されても修正されず、悪意のある攻撃やウイルスやマルウェアの被害を受けやすくなる
- 個人情報や重要なデータが漏洩する危険性
- アプリ/OSの動作不安定
- 予期せぬエラーやクラッシュが発生し、作業効率が低下する可能性も
- Windows11が起動しなくなるケースもある →古いソフトが原因でOSが起動しなくなった実例
- 互換性の問題
- Windows 11の新しい機能やハードウェアに対応していない
- 「文字入力が出来ない」「表示が崩れる」などの不具合が発生することも
- 一部の機能が制限されたり、全く使えない場合がある
- 最新のデバイスやドライバーとの互換性がない可能性も
- サポートの欠如
- 非対応アプリ=サポート対象外のため、問題が発生しても解決が不可能
- トラブルシューティングの情報やヘルプが得られない
- 自己責任で解決する必要があり、時間と労力を費やす結果に・・・
代替案と対策
- 最新バージョンへのアップデート(最新版を購入する)
- アプリケーションの開発元が最新バージョンを提供している場合は、アップデート(最新版を購入)を検討しましょう。
- 最新バージョンでは、Windows 11に正式対応し、セキュリティ対策が強化されている可能性があります。
- 代替アプリケーションの検討
- 最新のOSに対応した代替アプリケーションがあれば、乗り換えを検討しましょう。
- 機能や操作性が向上し、セキュリティリスクも低減できます。
- 仮想環境の利用
- Windows 11上で仮想環境を構築し、古いアプリケーションを仮想環境内で実行する方法があります。
- 仮想環境は、Windows 11のメインシステムから隔離されているため、セキュリティリスクを軽減できます。
- Windows 10など、古いOSの継続利用
- どうしても古いアプリケーションを使い続けなければならない場合は、Windows 10など、そのアプリケーションが正式に対応しているOSの継続利用も選択肢の一つです。
- ただし、Windows 10のサポート終了時期も近づいているため、長期的な解決策ではありません。
まとめ
サポートが終了した古いアプリケーションをWindows 11で使い続けることは、多くのデメリットがあるので、当店としてはお勧めしません。Windows11に対応した最新版や、それに代わる代替品への変更を強く推奨します。お金はかかってしまうかもしれませんが、セキュリティリスクや互換性欠如により発生する不具合での時間ロスなどを考えると、長い目でみればむしろ合理的なといえる選択でしょう。
それぞれの状況により最適な選択肢は異なるかもしれませんが、最新バージョンへのアップデート、代替アプリケーションの検討、仮想環境の利用など、適切な対策を講じるようにしましょう。
ご自分での対策が難しい場合は、お気軽に当店にご相談ください。